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インプラントは今後どのような方向に向かっていくのでしょうか。
インプラントによる治療はここ十数年の間に私たちの想像をはるかに超えた進化を遂げてきました。
例えば10年前では上顎にインプラントが適応できるかどうかの議論が行われ、数々の医師から様々な否定、肯定の意見が飛び交っていました。
絶対反対派や条件付で可能とするなど医師によりその考え方は様々でした。
しかし飛躍的な進化を遂げたインプラントで今ではそのような議論がされることは全くありません。何故なら10年前に議論されていた上顎へのインプラントが今では当然のこととして行われているからです。
このようにインプラントはここ十数年で昔は無理とされてきた治療も現在では当たり前のように可能となるなど、目覚しい進化を遂げてきたわけです。
これから先のインプラントがどのような方向に向かうのかますます楽しみです。
上顎へのインプラントが議論されたように、いかに悪条件とされる部位にインプラントを行うかが最近までされていた議論です。
そしてこれについては現在でも話題とされているものの1つでもあります。
また悪条件とされる部位にインプラントを行うか。と言う議論より最近では手術直後から患者がいかに快適に過ごす事ができるか。という議論の方が多いようです。
何故なら昔に比べ現在のインプラントでは治癒期間が短期間で済むことを可能にしたからです。
1回法という方法も開発され、患者にとっては手術直後から食事の際に不自由がない快適さを取り戻す事が可能となっています。
しかし1回法、2回法に限らずインプラントは高度な技術と豊富な経験と知識を要します。
医師によってもそれぞれインプラントについて思うところはあるものの、インプラントの進化の素晴らしさは誰もが実感している事と思います。
一昔前は常識とされていたことも年月を重ねるに連れてひっくり返されるなんてこともよくあることです。
インプラントは治療した全ての人が成功するものではありません。
人によって症状や状態は異なり場合によっては失敗、あるいはインプラントを諦めざるをえない人もいます。
自分の骨がインプラントを埋め込むに十分残っており、更に歯茎の退縮が見られないなどインプラントを行うにあたり好条件とされる人に対しては、成功率の高さや予後を期待することができます。
しかし患者全てがこのような好条件とは限らない以上、今後のインプラントはいかにしてインプラントを行うにあたり悪条件とされる場合の成功率を高めていくか。
この点が今後のインプラントのポイントになってくると思います。
これらのことからも、今後インプラントで注目されるのはどのようにインプラントシステムを改良していくのか。ではなく「失った骨を回復する再生療法」のように不足している骨をいかにして補うか。になってくるのではないかと思います。